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古代の歴史ロマン3 フェニキア文字の碑文?アルファベットの起源
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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フェニキア史への碑文学的アプローチ
「古代の歴史ロマン」と題された国際語学社の古代言語概説書シリーズの第三弾。
紀元前1000年以降レバント一帯で使用されたフェニキア文字について、主要な碑文史料を例示しながら解説。各々の碑文の翻訳だけではなく時代背景についても言及してあるため、初学者にも理解しやすい。碑文の転写も掲載しており、碑文学研究の基本にのっとった内容となっている。
フェニキア文字はフェニキア語だけでなくアラム語・ヘブライ語といった多言語にも転用されたが、それぞれについて系統立てて時代順におって見ていく形式をとっているので、分かりやすいのが利点。掲載史料が限られているため、あくまで導入書の域を出ないのが残念なところ。価格に充分見合った内容ではあるが、もう少し多くの史料を扱ってほしかった。
碑文にはそれぞれ出典が記載されているので、より勉強したい人は参考文献から孫引いて発展させられるだろう。
巻末記載のlexiconは簡素なものであるが、これも言語別・アルファベット順となっていて活用しやすい。
扱われている史料はどれも重要なものばかりなので、フェニキア文字に対する言語学的な興味のみならず、フェニキア史そのものを学ぶ上で役立つ良書である。
国際語学社
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